監督と音楽は変わったけど、前作の乾いた雰囲気や重苦しい音楽などは受け継がれていて、ちゃんと続編はしている。緊張感溢れたシーンもある。でも、何か物足りない。
話は前半はカルテルを内部紛争で壊そうとアメリカが策略し、自作自演の誘拐とかしていく。途中からアレハンドロとイザベルのロードムービーが始まりアレハンドロとマットの葛藤やらの話になっていく。きっとこちらが今作のメインの話だと思うけど明らかに短い。この二人は隠し事が多く何考えてるのか分からないのに、心情の動きや変化のシーンが短くて分かりづらい。もっと二人旅を早めに始めて深く掘り下げていたら、続編感は弱くなるけどもう少し楽しめたかも。
あと、銃撃シーン自体は悪くないけど、移動している車を襲う・襲われるばかりでバリエーションが少ない。暗視スコープのような斬新なものとは言わないけど、もう一捻り欲しかった。
