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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイの小のレビュー・感想・評価

3.8
アメリカとメキシコ国境地帯における麻薬戦争の実態を描いた『ボーダーライン』の続編。3部構成との説を見たけれど納得かな。

前作はFBI捜査官ケイトが視聴者代表で、法が通用しない麻薬戦争の現実をリアルに描かれた様を観て唖然とするような内容だったけれど、今作は麻薬カルテルに家族を殺された暗殺者のアレハンドロが主人公。

非情で冷酷なはずのアレハンドロが…みたいな感じで、社会派で硬派な前作とは異なり、お話要素が強め。それに彼はあんなことになってしまったにもかかわらず…。「方向性変わった?」という気もしてきて、次回作はもっととんでもない飛躍があっても驚かないかも。

しかし、こうなってくると何を描きたいのか良くわからないのだけれど、次回作の脚本もアメリカの闇を書かせたら右に出る者はいない(多分)テイラー・シェリダンだろうから楽しみに待つのが吉、かな。告発とか予言系のネタを期待しちゃうなー。

●物語:3.5
・やや安きに流れた感が…。組み立てはしっかりだと思うけど世界観がね。

●その他:4.0
・映像の迫力あり。ベニチオ・デル・トロも良い。
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