もやし

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのもやしのレビュー・感想・評価

4.8
めちゃくちゃ面白いけど、正直後味は嫌なものしか残らない…笑
昔は暗い作品ほど楽しく見てたけど、最近は明るい作品が好きだ…笑


タイトルからの勝手なイメージで、一作目をエンタメに昇華させた感じなのかなと思ってたらそんなことはなかった。てか脚本が同じ人な時点でそりゃそうだよな。



アメリカの最新の軍隊VSメキシコ麻薬カルテル。
普通なら争うことはない組み合わせだが、麻薬カルテルが金儲けのためにテロリストの不法入国の手助けをしていて、結果としてテロが起こり、アメリカがその報復に乗り出したという展開。

そのやり方が現代ならではだなあと思った。

マフィアを捕まえて、拷問するのかと思いきや、そいつの家の中継映像を見せて、吐かなければ爆撃するぞと脅す…
怖すぎる…


メキシコ麻薬カルテルを相手にどう戦うのかと思ったら、組織のボスの娘を別の組織を名乗って誘拐し、内輪揉めさせるという… なんか気分悪いわこういうの…笑


そして一番緊張感のある、ボスの娘を警察の名で返しに行くシーン。
一作目でお馴染みのエリート傭兵部隊が装甲車に乗り、空には爆撃のできる最新ドローン、メキシコ警察に保護されながら移動。ただならぬ空気に、何かが起こるぞ…と。
麻薬カルテルはこんな圧倒的武装部隊にどう挑むのか。
すると何と…!?




今回も一作目と同じく中盤以降一気に物語の意味合いが変わります。
傭兵という組織の駒である主人公達が、個人的な心情に立ち返る。これも一作目と全く同じだな考えてみると。

世の不条理に、主人公達は抗えるのか?



面白かったです。
もやし

もやし