ゆず

レゴ(R)ムービー2のゆずのレビュー・感想・評価

レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)
4.0
♪〜エンドクレジットが大好きだ〜!

私もエンドクレジットが好きだ。少なくともエンドクレジット中に席を立つほど嫌いではない。(そもそも劇場内が明るくなるまで席を立たない主義だ)
ここで私がいう<エンドクレジット>とは、エンドロールの直前に挿入される、主要キャスト&スタッフの名前がなんか良さげな演出で出てくるアレである。最近のエンタメ大作は、ほとんどがエンドクレジットの後に長いエンドロールが始まる構成になってきていると感じる。エンタメ大作のくせしてエンドクレジット無しでいきなりエンドロールだったりするとちょっとガッカリするくらいだ。
余談だが、地上波放送ではエンドクレジット以降がバッサリカットされる!「全編ノーカット放送」を謳っていてもエンドクレジット以降は画面隅のワイプで早回しである!

ちなみに「♪〜エンドクレジットが大好きだ〜!」のいう<エンドクレジット>とはエンドロール全体のことのようだ。(じゃあここまでの感想はいったいなんだったのか!)

前作は、レゴブロックのみで映画を構成するという映像表現が革新的であったし、「フツーの人」である主人公がフツーすぎて逆に面白いことや、マスタービルダーとして才能を開花させていく展開も良かった。時には自分の体を部品にしてでも何かを組み立て生み出す姿は狂気じみていたし、しょーもないネタをとめどなく垂れ流しながらの進行も狂騒的だった。
今作もその多くは受け継がれているが、残念ながら映像的な驚きは少なかったと思う。「わあ!本当にレゴだけで出来てる!」とは思えなかった。そりゃそうだ続編なんだから。
その点でインパクトは前作に及ばなかったし、ストーリーで大きく上回っていたかというとそうでもない。むしろ実写部分との繋がりがより強固になってしまって、いいの?その設定そんなに多用していいの?という気もした。(めんどくさい鑑賞者である←)
だが、つまらなかったわけではなく、とても面白かったのは間違いない。いつの間にかプロポーズしてる独身貴族ブルース様には戦慄した。
1作目が偉大すぎたのかもしれない。
ゆず

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