Naoya

君が君で君だのNaoyaのレビュー・感想・評価

君が君で君だ(2018年製作の映画)
2.6
大好きな女の子が大好きな「尾崎豊」「坂本龍馬」「プラピ」になりきり、自分の名前すら捨て、10年間ただひたすら好きな子を見守ってきた3人の男達を描いた異色ラブストーリー作。アパートの向かいの窓から、干渉せず見守るのだが、〝見守る〟とは言葉だけで、ストーカーまがいの異常な行動だが、突き詰めて見ていくと〝愛〟に感じてしまう熱量を感じてしまう力強さがあるのが凄まじい。3人の個性的かつ特殊で、シュールで不気味な愛し方が、正しいとは言えないとしても、一途な純愛の物語を見ているように陥る魅力か、はたまた毒がある内容になってます。3人を演じる池松壮亮、満島真之介、大倉孝二と、個性的な役者たちのアンサンブルが力強く、時には狂気、不気味さを感じる。異色過ぎる恋愛物語なので、観る人を選ぶ作品。
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