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君が君で君だのliamのレビュー・感想・評価

君が君で君だ(2018年製作の映画)
3.4

監督は「アイスと雨音」の松居大悟。出演は「万引き家族」の池松壮亮、「つむぐもの」のキム・コッピ、「クソ野郎と美しき世界 ピアニストを撃つな!」の満島真之介、「DESTINY 鎌倉ものがたり」の大倉孝二など。

恋する女性ソン(キム・コッピ)の好きな人物に成り切って自分の名前を捨て、10年間彼女を見つめ続けてきた男3人(池松壮亮、満島真之介、大倉孝二)。彼らは、彼女を尾行して写真を撮り、彼女と同じ時間に同じものを食べ、向かいのアパートの一室から気付かれないようにその動向を見守ってきた。ある日、ソンへの借金取りが彼らの前に現れる。

初っ端からヤバイ雰囲気しかない。笑 これは相当おかしい作品。好きな人のためにここまでするのかっていう狂気を感じる。笑

というか話の展開が狂いすぎていてよく分からないレベル。
3人とも好きっていう次元を超えていて、ヤバすぎる。ここまでヤバイという感想しか出ないのは久しぶり。笑
10年も片想いして、名前まで変えるって凄いな。

圧倒的に愛しているここまでになってしまうんだろうか。苦しいんだけど明るい。こんなに気持ち悪いのに、青春が詰まっていて不思議に気持ちが良い。そんな不思議な感覚になれる。

ただ最後まで気持ち悪いっていうのは変わらない。こんなに気持ち悪い映画は中々観たことがないレベル。笑 
途中から俺は何を観させられてるんだろうって気持ちになる。
借金取りの奴らが最終的に1番まともだったのは笑った。

体調どうですかって聞かれて、少し切ないですっていう返しがなぜだか凄い記憶に残って良かった。
池松壮亮はいつ見ても良い。池松壮亮が出ているだけで観ようって気になる。

気持ち悪くて気持ち良い映画。
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