星降る夜にあの場所で

愛の坩堝の星降る夜にあの場所でのレビュー・感想・評価

愛の坩堝(1921年製作の映画)
4.3
先日鑑賞したアルネ・スックスドルフの短編選集の中の1本をご紹介しようかと思ったのですが、
残念ながらフィルマにはなかったので、畏れ多くも同じスウェーデン出身の大巨匠の枠をお借りしました。

その前に、本作「愛の坩堝」。
モノクロサイレントならではの素晴らしさがぎっしりと詰まった感動必至のド傑作です。
とは書いたものの、4分の3程度しか覚えてはいませんが、ほお~っ…と思わせるショットがいくつもあったことは記憶しています。
中でもラスト数分の凄まじいファイヤーランウェイにはぶったまげましたΣ(゚Д゚)
そうそう、ベルイマンの超メジャーな作品(フィルマのレビュー数ベスト3に入ってます)の中の名シーンの元ネタがありました。ご覧になれば一目瞭然です♪
真実の愛は、怨みや憎しみなどといった強烈な負のエネルギーさえも説き伏せ、あの世とこの世の狭間においても愛しき人を優しく包み込む寛容なパワーに満ちている…

で、本題に。
「 Människor i stad」(邦題 街の人たち)という作品です。
ドキュメンタリーとなっていますが、単にドキュメンタリータッチなだけで立派な劇映画ではないかと思います。
この手の作品、大好きなのでもう一度観れないかと、帰宅後に検索してみたらいくつかのサイトで視聴可能でした。
最も高画質だったサイトのURLを貼っておきます。
18分足らずの作品(台詞なし)なので、サクッと観れちゃいますよ♪
因みに第21回アカデミー賞でオスカー(短編実写映画賞)取ってます。

http://www.filmarkivet.se/movies/manniskor-i-stad/

※スコアは「愛の坩堝」に対してのもの