平成2年の男

クレイジー・リッチ!の平成2年の男のレビュー・感想・評価

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)
3.0
・お金を使わないといけないところでしっかりお金を使っており、展開の運び方も自然であった。ラスト20分までの評価は高く、ニックの母親と麻雀するまでのシーンは(麻雀なんかしねぇだろと思いつつ)、4.5点つけるくらいの勢いがあった。ただ、この映画はカタルシスの解放を欲張りすぎた。本作に限って言えば、ハッピーエンドで終わらない方が人生の苦味が出てよかったかもかぁと思う。

・嫌なキャラクターがいないのがすごい。どんな人間にも良い面、悪い面がある。それを上手に描けている。とりわけ、ニックの母親、祖母のキャラクターや台詞には感心させられた。