まず、キャストが全員アジア系のハリウッド映画ということが、この映画のもつ大きな魅力で、それだけでも画期的(と言わなきゃいけない世界が辛いけど)。
そしてそこから生まれる個人主義か家族を尊重するのか、という問題が物語の核だったのかなと思いました。というかきっと移民としてアメリカに渡って二世三世の人々が衝突する問題なのかな、と。
表面的には豪華絢爛スーパーシンデレラ物語なザ・ハリウッドをアジア系俳優でやって、その内にきちんとそこを盛り込んでいる。
欲をいえば、ジェンダー掘り下げれなかったかな〜と思ったけど、それまでしちゃうとごっちゃごちゃになるのか、そこは敢えてハリウッドの典型を当てはめたのか。