ぬーたん

クレイジー・リッチ!のぬーたんのレビュー・感想・評価

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)
2.8
『シンプル・フェイバー』でブレイク・ライヴリーの夫役で引けを取らない容姿と雰囲気に惚れて、早速彼のデビュー作を!映画初出演で主役は、さすがに荷が重かったというか…それ以前に、コテコテの王道ラブコメで、漫画のようなリアリティーの無さ。本当にクレイジーリッチだわ。シンデレラストーリーを期待して観る若い子と素直な人には満足なストーリーかも?良かったのは、シンガポールの豪華で美しい景色。街を借り切ったかのような有名な観光地の撮影。観光誘致にも一役買ったわね。行きたーいとなるもの。アメリカ映画なのに、出演者も監督もアジア系。ちょうどアカデミーでの『パラサイト』の受賞もあって、アジア、キテるね~という感じだが、コロナまで来なくても良いのに!😅
マンガチックなのはリッチなニック一家だけでなく、レイチェルがあの若さでニューヨーク大学の教授という設定や、親友もかなりの金持ちであることなど、有り得んことだらけなのだ。
ニックを演じるヘンリー・ゴールディングは薬丸君に似てるが、やっくんを2回り程体を大きくしてイケメン度をアップした感じ(ごめんよ、やっくん)レイチェル役のコンスタンス・ウーは石原さとみを不細工にして口を小さくしてぺちゃパイにした感じ(ごめんよ、ウー)やっくん、でなかったニックの母役はミシェール・ヨー、戸田恵子にそっくりというか、まんま(ごめんよ、アンパンマン)吹替え版は彼女がいい。この母が2人の恋路を邪魔するなんぞ、まさに王道で、それならこちらから願い下げじゃ!という気の強いレイチェルがどうなるかも予想通りで、金持ちでイケメン、離すはずはない!ってことで。教授で何か発明でもしてノーベル賞取って見返すとかさ、とアマノジャクとしては残念だった。
シンデレラを応援するのはシンデレラが可愛くて観てる者が彼女に自己を投影するからであって、このレイチェルにどうもそういう感情移入は出来なかったのだ。可愛げがない、というか何だろう?
彼女の過去も母が来るのも何だかなあ?
どちらもいい年して母親登場で視線バチバチで。
続編も作られるそうだ、全く興味はないが。
ヘンリー・ゴールディングの今後の活躍には期待!
アジアを代表するスターになって欲しい。
ぬーたん

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