菩薩

疑惑とダンスの菩薩のレビュー・感想・評価

疑惑とダンス(2018年製作の映画)
1.0
タランティーノとハル・ハートリーになりたい二宮健がタランティーノにもハル・ハートリーにもなれない事を自ら証明したクソ駄作。面白い・面白くない以前にこの作品には何ら意味がない。監督曰く「映画で遊ぼう」がテーマらしく、この作品を観て皆が自分にも撮れるのでは…?と思って貰えればとの事だが、だったらわざわざ劇場でかける事も無いだろうし、金を取っていいレベルの物でもない、YouTubeでやれ。この作品を「映画」と認めても良いのであればそりゃ誰にだって撮れるだろうが、この作品を「映画」と認めて、かつ「面白い!」と有難がってしまっては、既に死に体の日本映画は完全に終焉に至る。ただ場と簡単な設定を決めて、後は演者の感覚と感情に任せてアドリブ勝負、監督はモニター越しにそれを悠々と眺め、編集でそれなりの体を為す様に繋げる、それが果たして映画と言えるか?二宮健は諏訪敦彦にも絶対なれないだろう。特に引き出しも何も無いくせに尺だけ立派なのは結局同じところでずっと足踏みをしているからでしか無いし、いい加減感情的に叫び散らす演じ方=熱演!と讃えるのはやめにしないか?二宮健はこれらもこの手法で撮ってくの?だったら『MATSUMOTO TRIBE』の続編を撮りなよ。司会進行:田原総一朗と謳いながら結局テメェがふがふがごちゃごちゃぬかすから全く纏まらない朝まで生テレビ、この作品はあの茶番と全く同じだ、極めて不愉快。自分の中では日々日本社会の排泄物の様にポツポツと挙げられてくる「仲間内に見せるつもりだった。こんなに拡散されるとは思わなかった」類いの不適切動画と同じレベルで低俗、本来ならば24時間で消滅すべき、映す価値なし。
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