このレビューはネタバレを含みます
息子がアンパンマンに興味を持ちはじめ
初めて親子でまともに見たアンパンマン映画です。
何となくHuluであったので
軽い気持ちで見ていたら
私が泣いてました。
この作品は30周年記念でアンパンマンの主題歌アンパンマンマーチをテーマにしたストーリーです。
バイキンマンのゴミ箱の中にあった卵から生まれた
自分のことを何も覚えていない星の妖精(妖精なのかな?)クルンが
アンパンマンマーチの歌詞にもある
『なんのために生まれたの?』『なんのために生きるの?』とアンパンマン達に問いかけるシーンがあります。
純粋正義なアンパンマンと
アンパンマンを倒すぞ!と言う意思のあるバイキンマンは明確にそれに返答する中
悪と正義の両方の心を持つロールパンナちゃんなどが『わからない』と話す様子を見て
『果たして私は何のために生まれたか子供に答えられるのかな』と考えさせられました。
またバイキンマンがただの悪いヤツではなく
生まれたばかりのクルンに『楽しい事がたくさんあるんだよ』って事を教えてあげたり
終盤アンパンマンがピンチに陥った際
『こんな所でやられるな!お前を倒すのはこの俺様なんだ』と
助けるシーンがあったりと
何だかんだお互いを尊重しあえてる
30年来の絆が垣間見えて
母親になりバイキンマンの見方が変わりました。
幼児向けなのでストーリーも難解ではないのでとても楽しめましした。
楽しい中で大人ははっとさせられる部分のある
そんな映画です。