秋

万引き家族の秋のレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
3.6
レビュアー試写会にて

是枝作品を観るのは久しぶりでカンヌ受賞作品という期待もありつつ見ましたが、やはりすごかった。

血の繋がりがない赤の他人同士の集まりでもそこにはたしかに1つの家族の日常があり、温もりとともに突然壊れてしまうような脆さも描かれていたのが印象的。

終わった後の後味、考えさせられるようなラスト含め是枝作品の魅力だと思うが、そういった映画ひさびさに見れてよかったなと思う。
月並みだが家族とは?と自分に問い直したくなった。

リリーフランキー、安藤サクラ、樹木希林といったそうそうたるメンバーが集まるなか、池松壮亮など主役級の役者が1,2分のためだけに出演しており、さすが役者が揃っているなと思った。

子役の男の子が『誰も知らない』の柳楽優弥に通じるものを感じたので、これからがすごい楽しみだと思った。
秋