mh82

万引き家族のmh82のレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
4.3
まさかの試写会が当たり鑑賞。

特にこの監督さん、役者さん、だから見るということが普段ないけれど邦画で内容が好みと思って多く見ていたのが是枝さんだった。

やっぱり私好みな、なんとも表現しづらいこの感じ。
いい部分ばかりじゃなく、悪い部分にもきっちり焦点を当てて、今の現実を見させてくれる。

子は親を選べない。
愛があれば、血の繋がりがなくても、環境がどうであれいいのか?いや、そうじゃないのか?でも、でも、でも、、、と思う部分が散りばめられている。

映画ってハッピーエンドにしたがる、と言ったら語弊があるけど是枝さんはそうしない気がする。
ハッピーエンドもそれはいい。私もそういった作品も好きなものもいっぱいある。
でもやっぱり問題提起で考える作品がすごく好きだ。

樹木希林、リリーフランキーの演技は本当にすごいものだったけど、特に私の中でグッときたのは安藤サクラ、松岡茉優だった。彼女たちはすごい。役じゃない。すごい。ただこれに尽きる。

一部を取り上げると、お金なのか?それが目的だったのか?それだったら、表情で何があったかなんてわからない。でもそれは私の主観。 幸せな環境で、恵まれた環境で生きていた私の主観。
何が本当かはわからない。そう思いたいだけ、目をそらしたいだけかもしれない。

メディアで簡単に相関図で取り上げるとすると、物凄い事件、内容だけれどその生活を見るとそんなこと何にも感じさせない。
だからやはりメディアの恐ろしさも感じる。

みんなどうにか幸せになってほしい、と素直に単純に物凄く思う作品だった。

捕まりたかったらそんなことしない。試した?振り返ったのは?全部自身で考えて、自分の今後に生かしてほしい、という問題提起。

家族、とは。答えが出ない。それがいい。