社会に「まとも」に存在して生きて行くには本当にお金がかかる。社会から外れたこの家族のような人たちが一体どのくらいいるんだろう。たぶん実感してるよりずっと多いんだろうな。
善悪とは。幸せとは。
世の中はとても複雑で。
問いかけられているような映画。
樹木希林のおばあちゃんが「海よりもまだ深く」のおばあちゃんとは違う空気を纏っていてびっくりした。なんか消えちゃいそうな…
安藤サクラの表情、すごい。言語にできないたくさんの感情が詰まっていた。
役者陣も音楽も美術も絶妙な塩梅。
繊細で複雑な空気感をどうやってここまで作り上げたんだろう。
観る人によって全然感じ方が違うんだろうな。
良いとか悪いとかそんなんじゃなくて、この映画をじっくり咀嚼しようとする人間でありたいと思った。
いろいろ書いたけど、
とても言葉じゃまとめきれないなぁ。