だくろ

万引き家族のだくろのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
4.1
毎度ながら、ハッピーエンドとかバッドエンドとか「正しさ」という二極化ではなく観客に問いかけるような映画。
食事の描写が今回も最高でした。コロッケを浸して食べるカップ麺、お汁がしみしみのお麩、熱々のトウモロコシ、薄着で食べるお素麺。家庭内のご飯が本当に美味しそうで、上映後、思わずコロッケ食べちゃいました。夏だけど。

犯罪は正しくないのか、生きるためには必要なのか、家族は血が繋がっていなきゃダメなのか、絆があれば家族なのか。結構問題提起されるような映画ってどちらかの選択肢しかないけれど、この映画はどちらの点にも分布しないような、答えなんて存在しないようなところにあるのかもしれない。そんなことが、脚本や演技の鋭さが混じりに混ざって突き刺さってきた。