白いかざぐるま

万引き家族の白いかざぐるまのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
4.3
この映画を見終わったあとに、笑顔で揃う6人の姿のポスターをみると鳥肌が…

家族って何だ?
この映画に登場する家族の面々は、ここに至るまでにそれぞれが暗い過去を背負わされている。柴田家はそんな社会の多数派からはじき出された彼らとって、安らぎの場であったように見えた。
それは血縁とかではなくて、彼らにしかわからない境遇を共有することでの縁。

そんな繋がりで暮らす中でも治は父であろうとし信代は母であろうとした。
子供達に何かしてやりたい、という気持ちは同じだということは自分にもわかる。
そのやり方が普通ではなかっただけ。

祥太の倫理観の成長と妹を守ろうとする行動も涙もの。