『彼らが本気で編むときは、』を観た後と似たような、えげつないやるせなさを感じた…。全体的に、キャスト陣の演技に黙らされる、捩伏せられる！ケイト・ブランジェットがカンヌで絶賛した安藤サクラの涙は言わずもがな、あの2時間の空間が言ってしまえば作り物だなんて到底信じられない。是枝監督の"invisible"を見出した力、現実を切り抜く力は、すばらしいな。ロクデナシでも打算があっても、お互いに家族を求めて縁側に集まっていたのなら。お金はフェイク！普通はフェイク！ちゃんと繋がっていられますように。もうみんな元には戻れないんだろうしなあ。
2018.06.08
2019.07.20 地上波
