のりちり

万引き家族ののりちりのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
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映画館鑑賞。

一緒に暮らす家族5人。
万引き帰りに、いつも一人で外に出されている女の子を連れてきた。
女の子はビクビク。
何かしたら怒られるんじゃないか、叩かれるんじゃないか、外に出されるんじゃないか、そんな環境でしか育ったことがないから、きっとそう思ったに違いない。

お金はないし、働いてもそんなに稼げない。
おばあちゃんの年金だけは必ず入る。
でも、なんとか食べている。
生活は底辺かもしれない。
でも、誰も、それでイラついたりしない。

連れて来た女の子はたぶん生まれて初めて怒られない、叩かれない、可愛がられるということを知ったと思う。
もう、これだけで十分だと思った。
彼女の事を知らん顔する人もいない。
誰かがいつも気にしている。
お金がいくらあっても存在を否定されるのがどれだけつらいだろう。


男の子(柳楽くんに似てるね~)は、きっとずっと覚えている。
女の子は、死なないことを祈るだけ(事件もあったことだし)。
妹は、どこに?

みんなうまい役者だった。
池松くんが出ているを知らなかったからビックリ。

幸せは人それぞれ。
愛情があれば、きっと生きていけると思う。
のりちり

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