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万引き家族のkazのネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場鑑賞作品。

これまでも是枝監督作品は、素晴らしかったが、本作は突出して素晴らしい。

パンフレットのインタビューで「結果として、この10年くらい自分なりに考えてきたさまざまなことが、今回の作品の中に詰まっているんじゃないでしょうか」と監督が語っているとおり、さまざまなことが詰まっていた。

お話、役者達の演技、音楽全てが良かった。

パルムドール受賞作品は、どちらかというと、映画通好みするような作品が多く、もしかしたら苦手な作品かもしれないと若干の不安があったが、全くの杞憂に終わった。

本作の原案・監督・脚本・編集である是枝監督がパルムドールを受賞せずして誰が受賞するのよ、と言わざる得ない。

相変わらずの是枝監督の子役づかいには畏れ入る。

リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林の演技も素晴らしかった。

スイミーの魚達は主人公達家族を、大きな魚は社会のメタファーなのではないか。血の繋がりのない小魚達は家族というかたまりになることで社会という大きな魚に立ち向かっていたのではないのか。

パルムドール受賞とか関係なく、今年観た作品ではベスト。
残り半年だが、もうこれ以上の作品は出ないだろう。

満点以外付けようがない。


あと、松岡茉優の谷間を見るなという方が無理。あれは、見る。祥太は何も間違っていない。
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