くう

万引き家族のくうのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
3.9
家族とは親とは何かという普遍的テーマ、近年特に作品化されやすい「福祉」「孤立無縁」「子育て」「老人」などについて、鬱々と、本当に鬱々と描き出す。

それでも同じ鍋をつつき、ココ。で繋がっているのが温かい家族なんだ。

こんな家族日本に居ない。と言い切れる人はきっと豊か。

虐待はタイムリー、年金だけでは生活できず孤独死する老人はあまた、万引き家族も実際に存在する。

孤独を抱えた人たちが寄りそう場に気づかないなら気づかぬままでいてあげるのが善意のようにすら思えた 。

役者さんはみなさん当然素晴らしいけれども、運命と戦い続けるような安藤サクラさんの目力にやられる。

目力といえば、城桧吏くんは一体どこから現れたんだろう。是枝監督は本当に子役さんの発掘力が凄いなぁ。柳楽くん、蒔田彩珠ちゃん、みんな雄弁なデカい目 。