偽りだらけの家族でも、人間として家族として、1番もつべきである愛や絆を感じられる。
非条理なことを教える親でも、子供に1番大切なことは教えられていたし伝わっていたのかな。
みんなで川の字で寝たり、リリーフランキーとのぶよの愛とか、ぎゅーってゆりを抱きしめるシーンとか、あきが泣きながら亡くなったおばあちゃんの髪をきれいにしてあげてるシーンとか。
あたたかくて涙が出る。
それでも最後にしょうたを置き去りにしてしまったり、尋問で嘘をついて人のせいにしてしまったり。
人間の弱さをうつすことで綺麗事では片付けてはくれない。
たまにニュースで、何で身近にこんなことが起きたのかな?というような驚くニュースがあるけど、犯罪者にリアリティなんかないんだろう。
犯罪者とそれ以外の人間の境目なんて、そんなにないんだろう。
役者さんみんなそうだけど、安藤サクラさんの演技は圧巻だった。
風俗のシーンでは、
また池松さんでしたか。と思ってしまった!