万引き家族のRのレビュー・感想・評価

親から見捨てられた子、社会から見捨てられた人々が身を寄せ集まってできた新しい形の家族。

ラストの方の安藤サクラさんの泣きの演技が心情をよく表していて素晴らしい。また
、誰かが捨てたから拾ったというセリフも印象的で、現代社会への皮肉に感じた。

個人的には榎本明の役どころが、映画には少ししか出ていないにも関わらずとても存在感があった。

ラストで一気に明らかになっていく家族の秘密。しかし残る謎も多い。あくまでフィクションの世界の住人だけれども、みんなが幸せになって欲しい、そう思う映画だった。