カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。まずは是枝監督、本当におめでとうございます！素晴らしい映画だった。すごく心震わせられた。いつも予習は予告編を見るぐらいだけど、今回は是枝さんの講演や松岡茉優さんの講演などを公開前に聞きに行ったりして、初めて映画の知識をあらかじめ蓄えてから鑑賞した。だからいつもより余裕を持って広い視野で見ることができた気がする。普段スポットが当たることのない人たちに目を向けたこの作品、何が善で何が悪か、家族とは何か、いろいろなことについて考えさせられた。血が繋がっていることを家族と呼ぶのか、本当に問いかけているものが究極すぎて、見てて辛い。この映画を通して「血が繋がっていない家族」の強さと脆さを映し出していたように思う。いろんな要素が詰まった心揺さぶる人間ドラマ。是非見て欲しい。あと、出演者全員の演技が本当に見事だった。周りの役者に合わせた1人1人の芝居が一つの大きな力を生み出していた。俳優陣の圧巻の演技にも注目！
