観てよかった。
家族は社会的には正しくないし、脆い関係性だったのかもしれないけど。
でも古い狭い家で6人が暮らして、カップラーメンを食べて、鍋をつついて、お風呂に入って、出かけて、日常が送られて、ちゃんと家族だった。
海に行くシーン。縁側での花火のシーンがすごくよかった。
祥太の「父ちゃん」はよかったけど。。
決別、前へ進む決心でもあったんだろうな。
きっとよく学んで、負のスパイラルから抜けてくれるといいな。
最後のりんちゃん。
家族に愛された日々はこれからの救いになるんだろうか。
安藤サクラと子役の2人が特に素晴らしかった。特に安藤サクラは別格!!
[ネタバレ備忘録]
安藤サクラの佇まい、表情、セリフ、すべてが素晴らしい。
りん(佐々木みゆ)の腕に虐待の痕を見つけて、自身の傷と合わせて「同じだね。」と寄り添うシーン。
縁側でりんをギュッと抱きしめるシーン。
りんと一緒に居たのを見たと脅すパート仲間に「バラしたら殺す」と淡々と覚悟で凄むシーン。
そして取り調べシーン。。「なんて呼ばれてたの?」胸を締めつけられる。
りんと信代と対になる祥太(城桧史)と治(リリーフランキー)の関係もよかった。
海で「最近、ココ大きくなっちゃうんじゃないのか?」「病気かと思った」ちゃんとと父子しててよかったなー。
それと柄本明の存在感。
「妹にはコレ、やらすなよ」すごい!
「偽物の家族」なのに「本物の家族」ですらやらなくなってしまった、子どもの歯が抜けたら屋根に投げるみたいな営みをやってるのが面白かった。