昨日の午後、空いているだろうと思い映画館に久しぶりに行って鑑賞してきました。地方都市の隣り街の映画館でしたので空いている処ではなく両手で足りてしまう程の観客でした(笑)。
映画祭で受賞した事やテレビCMで“感動しました~”に誘われて夫婦で鑑賞しましたがやはり良い作品でした。
是枝監督の作品は7作品目の鑑賞でしたがどの作品も好きな作品です。この作品も年金搾取や万引きなどで生計を立てる違法な形で成り立っている家族。でも夫々の心の中には“愛”で繋がっている様に思います。
ビル群の中に取り残された小さな家、世の中の谷間に飲み込まれてしまった家族の存在の問題点を鋭く描写している様に感じました。
でも、思わず頷いてしまうような展開の連続で二時間の映像があっという間に終わってしまいました。
逆に言えば少々抑揚に変化が欲しく思いました。それが監督の世界なのかも・・・・・・