このレビューはネタバレを含みます
フランス映画はあんまり肌に合わないけど、フランスで評価された邦画ってどんな感じなんだろうなあ、という興味から鑑賞しました。
安藤サクラをはじめとしたキャスト陣が豪華で演技力も素晴らしかったです。
その中でひときわ存在感を放つ松岡茉優ちゃん。個人的にファンだから余計そう感じるんだと思いますが。
おばあちゃん大好きな気持ちでほっこり。最後、私じゃなかったのって言うシーン、とても苦しくなりました。
安藤サクラさんの演技も素敵でした。表情で語ってる。発する言葉一つひとつがずしっときました。
「子供を産むから母親になれるのか。」
ママともお母さんとも呼ばれたことはない。子どもたちの母親には、父親には、なれなかったかもしれない。でも、子どもたちのなかに残せたものはたくさんあったんじゃないかと思います。
それこそ、親ですら残せないものが。
正しさってなんだろう。間違ってること、悪いことってなんだろう。
家族ってなんだろう。
愛ってなんだろう。
観終わったばかりなので感情がぐちゃぐちゃですが、本当にいろいろ考えながら観てしまいます。
映画面白かった?どうだった?と聞かれたら、興味があるなら是非観て、と言うと思います。
そして願わくば、松岡茉優ちゃんと池松くんのくだりもっと観たかったです!
2018.75