great兄やん

万引き家族のgreat兄やんのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
3.8
一言で言うと「嘘で満ちた本物の絆」
[あらすじ]
治と息子の祥太は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅりを見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代は、傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹の亜紀を含めた一家は、初枝の年金を頼りに生活していたが...。

遅ればせながら鑑賞してきました💦
う〜ん(*_*;...ちょっと難しかったです。
『そして父になる』ではまだわかり易い題材でしたけど、今作は事情を抱えた人達が多すぎて、是枝監督が本当に伝えたかったことが複雑過ぎて分からなかった(_ _;)...
これはDVDでもう一回観る必要がありますね😅
ただ、キャストの演技が凄すぎてビックリです!
特に安藤サクラの演技にはもう口があんぐり( ゚д゚)
どこにでもいる主婦っぽい口調に妖艶な色っぽさ、そして終盤の尋問シーンに魅せるあの涙。これほど”自然な演技”という旨みを凝縮して引き出せる女優はなかなかいない思います。
まぁ色っぽさ、というかエロさで言ったら松岡茉優のほうが上ですけど(o^皿^)ニヤッ
あんなことやられたらそれこそ自分のような思春期真っ盛りの男子は一撃でノックアウトですよ😜
正直あんな姉貴が欲しい(*´∀`)そしてあんなことやこんなk...バカ!!何想像してんだ!!このエロガッパ!!
(‾ρ‾)ゴホンゴホン と、とにかくリリー・フランキーもそうだし、あの二人の子役も凄く自然な演技で惹き込まれたし、樹木希林は8割何言ってるか分からんかったけどもなんかお茶目で可愛かったし、とにかく演技に物凄くグイグイ惹き込まれました!

とりあえず...家族って何でしょうね?血の繋がりって何でしょうね?🤔
子供は家族を選べないのは当たり前。
親子は血が繋がってて当たり前。
ただ、愛情が冷え切った状況にあっても家族だと言えるのか。
親に虐待されても家族と言えるのか。
温かい愛情があるからこそ家族と言えるんじゃないのか。
絆が深まるから家族なんじゃないのか。
確かに、あの家族は嘘だらけだった。
嘘の父に嘘の母...そんな嘘まみれの中でも確かな愛情があった。
それに比べてじゅりの本当の家族にはこれっぽっちも愛情ってもんが無かった。
そしてあんな仲を引き裂いてまでじゅりを本当の家族の元へ戻した警察達。
アンタらはある意味、犯罪者だ。