このレビューはネタバレを含みます
まさに是枝監督の集大成映画。
安藤サクラの演技にやられる。
取り調べ中の間には、息が詰まった。
あの家族があることで、わずかな間だったのかもしれないが6人は幸せに過ごせた。
認められない家族だったとしても、そこにはただならぬ絆を感じた。「血の繋がり」で「選ぶことができない家族」と、「利害関係と共感」で「選ぶことができる家族」の差を感じ、どちらも肯定も否定もしていない内容に感じた。
もやっとする救われないラストと、良かったなってなる結果的に救われたラストが混在していて、苦しくなる。
2018年、ベスト級だった作品です。