「魔女の宅急便ってこういう映画だよねぇ」
私「は?違ぇよ!!大人になっても奇跡は起こるって映画だろ!!」
「ラ・ラ・ランドってこういう映画だよねぇ」
私「は?違ぇよ!表現者を讃え、狂気が誰かの為になり時代を切り開くって映画だろ!?」
と、映画好きな私にとってこんな会話は日常茶飯事です。
どう説明すればその作品を理解してくれるかを考えた挙げ句、監督のインタビューや映画評論家の話などを出してその人に理解してもらおうとしておりました。
そう!まさに正論の暴力!!
『万引き家族』を観て私が今まで他人にしていたことは逮捕した安藤サクラさんを取り調べしていた女警察のようなものだ。
女警察から語られる正論過ぎる発言の数々、それを聞いていた私は思った。
お前に何がわかるんだ!!
万引きは確かにいけないことだ、そしてそれ以上にいけないことをしていたあの家族。しかし、そこには確かな繋がり、本物の気持ちがあった。
それを他者が否定するのはおかしい。間違っている!
あぁ~私は今までそんなことをしていたのか…