マシュウ

万引き家族のマシュウのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
4.6
自分が普段社会のルールを無条件に信用してその枠組みの中でいかに考えているかを再認識し恥じた。是枝監督は福祉から溢れているひとたちをミクロな視点で描くが、そういった人たちを法的に判断し裁くことは非常に容易い。しかし社会的に立場が弱い人を叩くのではなく、そういった状況を生み出している問題の社会構造に光をあてることが大事だ。わたしはこの映画からそういうメッセージを受け取った。

町山智浩さん曰く是枝監督の映画には落語と共通点が多くあるらしいので、落語にもっと触れてみたいと思った。
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