アカデミー賞ノミネート作品6つ目
見たらわかる良作というか名作というか傑作というか…観終わった後ひと言で済ませられない感情がふつふつと込み上げてくる
祖母の年金をかじりながらの極貧生活の中で、その家族を結び付けていたものは何なのか。家族とは血縁なのかお金なのか犯罪なのか 問いかけられる
万引き 犯罪です
だけどその背景の物語を知ってしまうと、っていうか知らないで、万引きはだめだろ法律違反。と言葉を聞いただけで敏感に頑固になる人間になりたくないと思った
是枝さんの力量といいキャスティングといい編集といい。素晴らしすぎて
安藤サクラさんの演技 自分のような素人が見ても震えた
樹木希林さんの演技 あの海辺での微笑みのアップ あんな心に来る表情ができるなんて… 演技を越したものだった
リリー・フランキーさんも子役さんも、もちろん松岡茉優さんも。駄菓子屋さんのおじいちゃんも高良健吾さんも尋問の池松さんも。どれも際立ってた
誰もが観たら印象に残る尋問シーン
監督は池松さんにだけホワイトボードでセリフを見せ、安藤サクラさんにはただ即興で答えてもらったらしい。だからこそのあの涙の強さ、迫力…鳥肌ものです
