観た後に気持ち良い内容ではないですが、
何か凄いものを観た気分になる。
"これしか教えられることがなかった"
果たして父親らしくあらねばというエゴ満載のセリフなのか？それは息子を想う父の愛情なのか？
最後に過ぎ去る祥太に彼は何を伝えたかったのか。
世間一般の正解がその人にとっての正解ではないし、"こうすれば幸せだ"なんて外から言われても、説得力のかけらも無ければ、お前に何が分かるんだ？という憤りさえ感じる。
だからこその答えを出さない構成も頷ける。
とにかく役作りと、"人間"の部分のリアリティがすごい。
是枝監督作品を観ると邦画が観たくなりました。
