万引き家族のKioのレビュー・感想・評価

かりそめの絆は一見すると固そうに見えるけどやはり危ういものなのですね。

わかりやすい見た目の人間を配置しているのはあえてのこと？
ネグレクトの母親は、まさにそれっぽいしそのパートナーはホスト風だったり。
そこがあまり映画的でなくドキュメンタリーを見せられている感覚になってしまうのは術中にはまっている証拠なのかな。

前半はザノンフィクションをナレーション無しに延々と見せられているどこかいやーな気分になるけどもラスト30分間で、あ、これは映画なんだと気付く不思議な作品でもありました。