Ikuya

万引き家族のIkuyaのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
5.0
家族の定義とは。血が繋がっていれば、一緒に暮らしていれば、家族なのか。食わせれば父なのか、産めば母なのか。全ての正解が分からなくなるような映画。主観と客観が入り混じったアングルだからか様々な人物の立場から物語を捉えることが出来て何が正しいのか分からなくなる。誰が可哀想で何が凄くて幸せが何か。深く考えさせられる是枝作品はどれも好きだけど必ずしももう一度見たいと思えるような物ばかりではない。何か息詰まる時に深呼吸してまあそんなもんかと思わせてくれるような安らぎのある映画。個人的には「若者たち2014」と通じるものがあったと思う。昭和臭くて小汚くて安っぽいけどどこか懐かしさのある安心できる人間味に溢れた故郷らしい雰囲気。リリフランキーの下品でヘラヘラしてる絶対こんな奴と関わりたくねえみたいな演技は相変わらず似合ってて違和感ゼロ。彼の迫真の演技を堪能したい方は福山雅治主演のSCOOP!を見てみると良い。あの演技は今でも鮮明に覚えて忘れられない。気持ち悪いし見ていて不愉快すぎる(最上級の褒め言葉)俺は松岡茉優のおっぱいシーン好きすぎて80回は見た。正義とは何か深く考えさせられる。松岡こそ正義(吐)松岡茉優サイコーーーーー!!
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