Takashi

万引き家族のTakashiのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
3.5
「僕、わざと捕まったんだ」

血の繋がりではなくカネの繋がりで形成された「家族」。人間関係が複雑すぎて、ちょっと観るのが大変だったが。貧困、パラサイト、DV、殺人、そして万引き。それぞれの事情あり、その中で血を越えた家族としての絆、、という作りかと思ったけど、そこには家族の絆はなかったかなぁ。

安藤サクラの前の旦那を正当防衛で殺めたリリーフランキー。そして一緒になったのが、この一家の夫婦(たぶん)。この2人はばあちゃんの年金目当て?

そしてばあちゃんは旦那と別れて後妻との孫を連れ込んで暮らす。孫の両親からお金をもらう。償いとか言ってたから略奪系なのかしら?

子供はパチンコ屋で拾った「息子」とDVを受けていた「娘」を誘拐。

まぁたぶんこんな感じ。
関係図を把握していくのも、楽しみなのかもしれないが、理解に時間かかりました。汗

亡くなったばあちゃん埋めて年金もらったり、「息子」が捕まってもそれを見捨てて逃げたり。なんだかんだそこに愛はなかったよなぁ。

この映画でかわいそうだったのは子供たち。冒頭のセリフがすべて。駄菓子屋のじいちゃんに「妹にはさせるなよ」って注意されてから万引きに疑問を感じてた「息子」。絆の真偽を確かめたかったんだろう。そこも完全に裏切られ。

DV両親に戻された「娘」もね。子供2人の絆だけは、ホンモノだったんじゃないかな。

血の繋がりが重要だとは思わない。
けれど、この家族はダメだったな。

社会問題にも突っ込んだテーマだけど、やや暗い気持ちになる映画でした。