万引き家族の作品情報・感想・評価

万引き家族2018年製作の映画)

上映日:2018年06月08日

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「万引き家族」に投稿された感想・評価

圧倒された
ミキさんと向日葵


ここしばらく、私の職場は困っていました。原因の一つは、ミキさん(仮名)80歳。
独居老人のミキさんは、最高気温35度の真夏日に、ゴミ屋敷の中に倒れていました。
ウチではたまにあることなので、あー、またいらっしゃった、と思いつつ。
シャワーにお入れして、たまった垢を落とし、爪を切り、髪を整え。
少しの点滴で、みるみる回復するミキさん。
彼女の困った性癖に、振り回される日々が始まりました。

ミキさんは万引き常習犯でした。いや、現在進行形で。杖をつき、ふらふらと怪しげな足取りながらも、その手は素早くて。
あっという間に、懐の袋の中はミキさんの気になったモノでいっぱいに。
認知能力の低下もあるので、お話しても5分ほどしか覚えてくださらない。
お部屋にじっとしていられない、目を離せない。

常に誰かが居るようにした詰所に、座っていただくことに。
いや、それはそれで。手の届くところにモノを置けないので、物品の配置以前の問題になりました。


ミキさんだけではないのだけれど、少し元気になられた方は一様に、家に帰りたい、と仰います。
たとえそれが、待つ人の居ない場所だとしても。



カンヌ映画祭での受賞により、話題となっていたこの作品。たまたま他の試写会の前に時間が合ったので観ることができました。

…残ったのは嫌悪感…

素晴らしいキャスト。安藤サクラ、樹木希林、リリーフランキー、松岡茉優、そして城くん、みゆちゃんの2人。心を打つ演技、それに問題提起。
軽々しく話題にしてはいけない、そんな気持ちになりました。
同僚に感想を求められ、戸惑い。
そっと、心の隅にしまうことに。


ミキさんのことを、書いておきたいなぁ、と思った時に。心の引き出しを開けて。



人手の少ない、夜の時間帯に。
落ち着かないミキさんの側に腰掛けて。

銚子の町から働きに出てきたのはずいぶんと昔のこと。それなのに、まるで昨日の出来事みたいに、活き活きと。
大学の学食で栄養士をしていたからなんですね、私にしきりと食べ物をくれるのは。
ピンク、オレンジ、きいろ。
鮮やかな色が好きなのね。どうりで"荷物"のなかはガーリーな色彩に溢れているもの。
一番嬉しかったことはなあに?
長年の功績を称えての海外旅行!
香港、マレーシア、シンガポールも行ったんだよ。あら、私ひとつも行ってないわ…
微笑むミキさんの顔が、何故だかゴッホの自画像に見えて。ミキさんごめんなさい。女性なのにね。でも似てるの…


ミキさんは、昨日、区役所の職員さんに連れられて。帰りたかった家へ。
けれど、その家にはエアコンも無いし、第一まだゴミ屋敷のまま。さながら映画の柴田家のような。

もう、多分、人の手を借りないと上手く歩けないミキさんは万引きをしないかもしれません。いや、できないかも、です。
銚子には戻れない、彼女の行方を、私はどうすることも出来ない。


そんなことを少し、考えながら。
帰り道、きいろの向日葵を衝動買いして。そう、ゴッホ似のミキさんにお似合いの、あんまり大きくないのを2本。
リビングが、ぱあっと明るくなりました。
笑い男

笑い男の感想・評価

3.7
言葉にできない苦しさがずっとあって息が詰まるような切なさ
家族とは、絆とは、人との繋がりとは、幸せとは
法治国家である現在の日本においては重大な事件たりうる内容であるのだけど、時代や国が違えば辿る結末もそれぞれなんだろうな

この作品の偉大な点は、何を感じて何を思うかは観た人の人生によって大きく異るであろうこと
来世では6人が本当の家族になれる事を願って
shuheeeey

shuheeeeyの感想・評価

3.8
高良健吾と池脇千鶴はミスキャストに思える
終盤にいきなり有名俳優が出てくると作品の印象がブレる
sugi

sugiの感想・評価

4.5
安易に回収しなくていいね。
リリーフランキー
Yuta

Yutaの感想・評価

5.0
いい映画
m

mの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

すごくよかった

世間でいう幸せとその人達の幸せって全然違うんだと思い知らされた
なにが正しくてなにが間違ってるんだろう

世間的にはアウトで危ない間違ったことをしている家族だけどみんな幸せそうで楽しそうで
サッカーを子供に教える親子を見てしょうたにサッカーを教えて褒められる一人芝居をする父親は教えられることがこれ(万引き)しかなかったと言うシーンはなんとも言えない気持ちになった。
子供は産んだけど何一つ教えない本物の母親と愛情を込めて大切なことを教えてくれる誘拐した偽物の母親
どっちがりんにとって幸せなのか
最後のりんのシーンで切なくなった

とにかく考えさせられる作品
本当の幸せとは正義とは

リリーフランキーが出演する作品は名作説濃厚
sh

shの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

安藤サクラの芝居がすごいってレビューの意味がよくわかった。

いろいろ考えさせられるラストでした。

おばあちゃんが亡くなっても埋めるしかないのが辛かった。そのあと年金を不正受給していたりして、悲しみだけではなさそうだったけれど。生きていくのに背に腹は変えられないのだろうな。
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