万引き家族の作品情報・感想・評価

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万引き家族2018年製作の映画)

上映日:2018年06月08日

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

あらすじ

「万引き家族」に投稿された感想・評価

256

256の感想・評価

3.8
記録
面白かった
盗んだのは絆でしたって泣けるわ
お金がなくたって幸せ、とかではなくお金は非常に大事だと念を押される。進んで見たくはないし、invisibleでもある存在や現実を見させられ、なかなかキツイ。
普段なら一回見たやつは繰り返さないんだけど、衝撃受けて思わず3周した。あまりに演技がリアルなので作中の特殊な形の関係性も自然にすっと入ってきた。ひとりひとりの一挙手一投足、視線のひとつでさえも逃してはいけないって感じがして必死にみた。息を潜めてみてた。けど海で5人が手をつないでるとことか、帰り道にラムネ飲んでげっぷするとことか、濡場の最中に帰ってきた子どもたちを誤魔化すとことか、ついうふふってなってしまうような微笑ましい家族のシーンがたくさん挟まれていて、決して息苦しい作品じゃない。
りんと祥太がずっと一緒にいたのが印象的。ふたりとも安藤サクラやリリーフランキーに対してはお父さんお母さん呼びはしなかったけど、祥太はりんは妹て明言したし、りんもおにいちゃんって呼んで、歯が抜けたらいちばんに祥太に見せてたり、作品を通してこの2人は本当に兄妹だったなと思った。祥太がりんに万引きをさせたくなくてわざとあんなことしたのも「本当のお兄ちゃん」の姿だったな、祥太を置いて逃げようとした家族を「本当の家族ならそんなことしない」と言われたのと対応させるなら。りんがじゅりに戻ることになったのもきっと自分のせいで祥太が捕まってしまったと思ったからじゃないかな。
家族がバラバラで聴取受けてるときのあの若手の警察官(?)嫌だったー。でも何も事情を知らないでいたらそういう見方、責め方をしちゃうんだろうな。わたしはこの家族の物語を見てしまったからこそ反発感を覚えたけど、でもその上でもやはり彼らのほうが正しいのが分かってしまうのがやるせない。今の日本てでも、やばいよな。この作品で扱われている貧困を初めとする様々な問題、これ、他人事じゃない、よね、?
なんか勝手に重い映画だと思ってたけど、すっと見れました

まぁ重かったけどそれぞれの演技が素晴らしかったよ
び

びの感想・評価

3.5
是枝監督らしいリアルさのある作品。
役者の皆さんの演技も演出も素晴らしかったんだけど、結局私はもっと気軽に観られる作品が好きなんだなーと再認識しました。
2019/07 地上波。ひとつだけ正しくて他は全部間違ってる、みたいな話で「そのひとつが大切なので他は全部チャラね」とはいかないよなぁ(でも要するに「社会派」って事なんだろうなぁ…)と悩みながら観ていたら、終盤の安藤サクラさんのシーンに完全にやられました。

この"家族"は素晴らしいとか、これぞあるべき姿、とは全然思わないのですが(現実的に考えるとやっぱりこれではいけないと思うので)、それでも、安藤サクラさんの絞り出すようなたったひと言のそのシーンに、胸を打たれると同時に虚しさでいっぱいになりました。あのシーン、本当に凄い。
他の役者さんも皆さんとても良かったです。
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