万引き家族の作品情報・感想・評価

上映館(1館)

万引き家族2018年製作の映画)

上映日:2018年06月08日

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

あらすじ

「万引き家族」に投稿された感想・評価

本当の家族の愛とは違う、人間の愛が感じられるなんとも言えない難しい作品。
行間読む力なさすぎて、人間関係をはっきり理解できなかった自分が情けない。。

強いて言うなら邦画久しぶりだったから〜と言い訳をさせてほしい。けど、あとあと考えたら結構丁寧に表現してくれてたわ。

是枝監督も絶賛したという安藤サクラさんの演技はじめ、子役の子もみんな役者さんが良いなぁ。。

歪な家族の形。家族でなくなっても、どこかに絆は残っている気がする。
万引きで稼いで暮らす、
寄せ集めの家族の話。

全員が現実に絶望していて、
だからこそお互いを理解して
受け止めていた。

あとは
安藤サクラがほんといいよね✨
イチ

イチの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

万引きを日常的に繰り返す家族が少女を拾い共に生活する…

とにかく生活感があり、なんというか生きるための最低限のことのみして生きている感があります。コロッケをカップ麺の容器で食べる。
きれいな食べ物でないし食べ方も汚いけど、それでも生きていける。
綺麗な生き方にこだわらない、こだわれない現実がありました。
少女はただいるだけではいづらいだろうと思い、万引きの手伝いを教えていく。
幼い翔太とりん、2人の万引きシーンは胸が痛いところです。

少女は放置されていてもママは優しいというのが、辛い。
「好きだったら叩くんじゃないよ、こうやってやるの」
安藤サクラの優しさがしみます。

血の繋がっていない子供とも実の家族のように接する家族たち。
楽しそうに暮らしていたがある事件が起き…
明かされる結末は、この家族の向かう遠くない未来だった。
社会的なルールに照らし合わせるとめちゃくちゃ、「とうさん、かあさん」と呼ばれない。
嘘で塗り固めた現実はいずれ露わになる。
嘘を隠すためにまたその場その場で嘘をつく。
事件が起こらなくてもこの家族がずっと同じでいられるのか、危うさはあります。

ラストシーンは色々想像させる系の内容でしたが、幼い子供からすると、どう思っていたかは正直わからない。
しかしあの時の生活は、子供たちにとっては楽しかった、それは確かです。

設定のネタバレをした後で見ると、また見方が大きく変わりそうな映画です。
なんというか、この家族なりの幸せを探して欲しかった。
けのこ

けのこの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

喉に詰まる閉塞感

善人とか悪人とか分類できるほど人間は単純じゃない
これを観て「全然感動できない」って酷評する人は三丁目の夕日でも観てろ
manami

manamiの感想・評価

-
大きな災害などに遭った子どもが、その様子をごっこ遊びで再現することがある。抵抗できなかったその状況を再現し、今度は自身がコントロールすることによって、心のバランスを取り戻す。心の中を整理する。信代がリンを可愛がる様子に、火傷の痕を見せ合う様子に、そんな心の働きを感じる。
それにしても安藤サクラは凄い。「ママ?お母さん?」と訊かれた際の信代の表情、仕草、静かな場面なのに迫力を感じる。底知れぬ演技力。
6人で口悪く笑い合ってる様子が幸せそうで、「血が繋がってない方が期待しないから、上手くいく」と自らに言い聞かせるように話す彼らを応援したくなる。
でも自分達だけが手を汚すならともかく、子どもにも同じことをさせるのは、やっぱり認められない。だけどもし、父ちゃんが祥太に教えていないという設定だったら、ここまでのリアリティは出せなかっただろう。
そんな感じで鑑賞中ずっと、「でも」「だから」と相反する気持ちが交互に湧き出てくるから、息苦しい。
特に祥太とユリは存在自体が辛い。二人で路地に駆け込んだ時、祥太がユリに「おばあちゃんのこと好きだったなら、忘れろ」と話す。その時に商店街の音楽として流れているのが、唱歌「ふるさと」。この二人の、この場面に、この歌とは。冒頭から泣かされるわ。
そして二人が真夏の公園で、セミの幼虫を眺めたり抜け殻を集めたりして遊ぶシーン。二人とも表情がとても生き生きしている。手話で「遊ぶ」は両手の人差し指を立てて上下に動かすんだけど、これはチャンバラ遊びを表しているそう。チャンバラ遊びは一人じゃできない。遊びはやっぱり、一人よりも相手や仲間がいる方が楽しいんだよね。ラスト、ベランダでのジュリの表情を見て、そんなことを考えた。

282
ako

akoの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

観た理由ですが、「面白かったよ」とオススメしてくれる友人がいたのと、逆に「悪口言いたいから観てみて」という友人がいたのと、その賛否両論なだけじゃなく、私はわりとテレビの万引きGメンとかを見てしまうタイプなので、少し興味が牽かれたのといろいろあります。

私は是枝監督の作品は、「DISTANCE」までが好きで、その後の作品は私の脳味噌と感受性では、映画の良さとか、監督の意図があんまり理解できないなあくらいの感じです。

是枝監督がカンヌのパルムドールを受賞した日、友達と昼間から遊んでたのですが、私、その日、ニュースとか全然見てなかったので、帰り道に受賞を知りました。

で、私が、友達に「是枝監督がパルムドールだって!」と伝えたら、その友達は『私、朝のニュースで受賞知ってましたが、あこさん是枝監督のこと嫌いだと思って、気を遣って話題にしませんでした!』
と言ってて、そんな気の遣い方する私の友達、面白すぎるなあ、と今でも思い出し笑いをします。

ここ十年くらいの作品の良さが私にはあまり分からないなあというだけで、作り手さんには何の恨みもないです。

で、「万引き家族」も、私的には、役者さんの演技がすごい、と感じた以外は、良さがよく分からない、という感じです。

と、書きながら、賞にも作品にもついていけないというか、冷めた感覚になってしまう自分に、ほんの少しは自己嫌悪を覚えたりもします。

私が「万引き家族」に感じた楽観への違和感とか、押し付けがましい印象とか、私の中にある孤独とか絆とか距離感の価値観との相性なのかもしれないなあ、とか、考えてしまったので、やっぱり凄い映画なのだろうなあとは思いました。
リリーフランキーいいね

このレビューはネタバレを含みます

全員の声を張らない演技と作り込まれたセット。
家族全員の小汚らしさ。なにもかもがその暗い影として作り込まれていてリアル。
それ故に観ていて辛いものがあった。
本当の家族とはなんだろう。人は何を取捨選択するのか、選んだ先に未来はあるのか。けれどもそんなことすら考えられなかったのが彼らなのか。

学がない、知識がないというのは一見馬鹿のすることのように見えるが、それは自分が母と兄がまともだった故にできたことなのかもしれないと思った。
「ケーキの切れない非行少年たち」という本があるが、それを読むと更に今作がいかに身近な問題であるか分かる。けれども犯罪は犯罪なのだ。最後は少し明るい未来が見えたような気もするし、また同じことが繰り返される未来にも見える。
リンちゃんはその悪循環にまた入ろうとしていたが…。

是枝監督の作品は
「三度目の殺人」「海街diary」「何も知らない」「空気人形」「歩いても歩いても」「奇跡」の6つを観賞していたが、奇跡以外はあまり個人的に好みではなかった。
けれども今作に関してはなにか響くものがあった。それは自分自身の家庭環境が悪かった故の、「もしかしたらこうなっていたかもしれない」という恐ろしさから来るものなのかもしれない。
C

Cの感想・評価

4.5
今更ながらに鑑賞

家族って絆ってなんなんやろなぁ、と。
血が繋がってるから、だけなのかな、それ以外もあってこそなのかな、むしろそちらの方が大切なのではないか、とか。

うだうだ言うよりこの空気感とか絶妙な間合いとか、観て感じ取ってほしい、

smokeが好きな人はきっと好き
もう少し年を重ねてもう一度見たいな、きっと感じ方が変わると思う
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