万引き家族の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

万引き家族2018年製作の映画)

上映日:2018年06月08日

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

あらすじ

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。 冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治…

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。 冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

「万引き家族」に投稿された感想・評価

はる

はるの感想・評価

3.5
是枝監督はいつも家族をモチーフに映画を撮っている印象があります。そして監督の中で家族とは、血の繋がりではなくて過ごした時間の密度や質で決定づけられるものなのかな、と思います。

他人同士が家族以上に結束を見せるのは、そうしないと家族ではない本当の他人でしかないことを突きつけられるからかもしれない、と思ったりしました。
歯応えたっぷりの映画。
見終えた直後は口の中に筋が残っている感じやけど、段々解釈が進んで美味しくなってくる。
家族の絆とか家族愛って言えばそれっぽいけど、それでは片付けられない複雑な関係が上手く描かれていた。

あと、役者さんたちが凄く自然体で撮影絶対楽しかったやろうなと思った。
家族じゃないけど家族を演じる、っていう役の設定と役者という職業がマッチしているからかなーと。
rrretsu

rrretsuの感想・評価

4.1
りんだってその方があの家に居やすいだろう? っていう言葉に大人の優しさ感じた
最初から最後まで観る側にそれぞれの行動の意味やこの時の感情は?って問われ委ねられてるみたい。多くを語らないからこそ自分で想像しなくちゃいけないくて。でも自然とこうなのかなって入ってくるし、ある意味自分もこの物語を作ってるような感じ。題材にしてるテーマは明るくないけども、是永監督の世界観とストーリーにまんまと引き込まれ、それぞれの演技から醸し出される哀愁とか愛着にまんまと捕まった。

翔太役の子が柳楽優弥ジュニアすぎて、既にかっこよかった。なので声変わりを失敗せずにこのまま成長してください!!!!
あとついでに言うと、刑事姿の高良健吾も素敵でした。
YosukeIdo

YosukeIdoの感想・評価

3.9
ひたすらに主人公たちのその後が気になる。

苦味の残る観了感は、まさに是枝監督印。

「家族」ってなろうとしてなれるものなのか、自然となっているものなのか。さらにはなっているべきものなのか。

いびつな者同士が疑似家族として生活を送る中で起こる悲喜こもごもを後半まで描き、彼らが社会に晒された後の感情や動向が一番注目すべき最後の方にそういった問いを突き付ける作品です。

疑似家族の日常を描く前半は、団欒のシーンとか子供の歯が抜けて下のやつだから屋根の上に投げるとか、ひとつひとつのエピソードが生きてるからか、とても

ケイト・ブランシェットが絶賛した安藤サクラの泣きの演技はやっぱり印象的でしたねぇ。
「観る者の心を打つ」ってこういう事か、と思いました。

あとは主演のリリー・フランキーね。

役者「リリー・フランキー」の存在って本当なんなんでしょうね。
平気で万引きをし、あまつさえ子供に教えるという愚行をしながら、虐げられた子供を放っておけず連れて帰り家族として接して育てるという天使と悪魔の二面性が同居する、な〜んていうキャラクターを表現しています。

しかもそんな偉業達成を難無くやっちゃってる感ねwww

そしてそして、松岡茉優が素晴らしい!
是枝監督の作品に選ばれたこと、そこで見せた体当たり演技も素晴らしかった。

個人的には樹木希林が怖いかなぁ。
一番あのおばあちゃんが、同居してる裏表二面の距離が離れていて時々怖かったです。

まぁ、なんにしても久しぶりに日本映画がカンヌで爪痕を残した作品。
ぜひ劇場で観て欲しいです。

(ただ、これで来年3月の日本アカデミー賞の楽しみがなくなったかなぁ笑 ほぼ作品賞はこれで決まりですし笑)
sandy

sandyの感想・評価

1.1
抑揚のない話で面白くなくてとても残念でした。それぞれの演技は素晴らしかったけど、、、
たかの

たかのの感想・評価

4.0
物事の表面だけを見て、憶測で判断することは良くないんじゃないかと、改めて。
家族いいな、賑やかな家庭いいな。
shiori

shioriの感想・評価

4.2
邦画中の邦画👏

自分の中で咀嚼できてなさすぎるからもう一回観たい
6月は万引き家族、焼き肉ドラゴン、フロリダプロジェクトを立て続けに観て、自分のなかの普通とか幸せ、正しさなどの概念がぐらっぐらに揺さぶられてる。

知ってる気になってた、見てる気になってただけで何も見えていなかったということを否が応でも突きつけられてしまった。

なぜこの家族がこういう生活をするに至ったのか、正しくないのはこの家族だけなのか、そもそも正しいとは何なのか。
駄目なものは駄目のその先で何をすればいいのか。

そういった思考がぐるぐると頭を巡って、無意識のうちに凝り固まっていっていた価値観が崩れていきます。

何気ない一言、一挙手一投足から彼らの心情が伝わってきて、いつの間にか感情移入していて。
そして映画の後半、家族がある相手と問答するシーンをみて衝撃をうけました、、、

これ、家族たちが問答している相手は映画を観る前の僕だ...!と思いました。
さらに、ここにきてなお、どちらが正しいかという視点でこのシーンを観ている自分に気づいて絶句しました。

そしてラスト、あのカットから強制的に現実に戻された僕たちは何を思うのでしょう。
KKO

KKOの感想・評価

4.3
期待を超えるいい映画だった。

正しく生きる人と、人間味のある人って、両立は難しいのかも。。
子供に罪はないっていうけど、どうしようもない環境で育ってしまった子が道の外れた大人になるのは、誰の責任なのだろう。