ちゃんこなべ

センセイ君主のちゃんこなべのレビュー・感想・評価

センセイ君主(2018年製作の映画)
3.2
「落としてみなよ」
惚れっぽいあゆはは彼氏を作るべくたくさんの男の子に告白していたがフラレ続けていた。そんな中、すき家で極上のルックスを持ったメガネ男子に出会い…

全くのノーマークやったんやけど、フォロワーさんが続々と高評価叩き出してたんで「竹内涼真にキュンしにいくか~」程度の軽い気持ちで映画館へ。10組ぐらい居てたけど1人で来てたのあたしだけやった。当然といえば当然だが大体が竹内涼真ファンって感じで、キャピキャピした感じの子が多かった。予告の最中もペラペラ喋ってる子が多くて、お前らわかってるか?竹内涼真は遊びじゃねえんだ、こちとら竹内涼真の胸板に顔面こすりつけながら一生を終えたいんだよ、この気持ちが分かるか?と説教したい気持ちを押さえて鑑賞。

始まった途端、ピタッとお喋りが止む。

こいつら…分かってやがる…侮って悪かった、お前らさては涼真ガチ勢か?と胸弾む。

作品について。
・ギャグ要素が強い
・浜辺美波ちゃんのモテない女子演技が振り切ってる
と聞いてたのでなんとなーく「俺物語」みたいな感じかな?と思ってたけど近からず遠からずな感じ!

少女漫画のギャグってかなりの確率で寒くて(ヒロイン失格みたいに)気持ちがさめざめすることが多いけど、これは爆笑こそしないものの、ニヤニヤしてしまうところがちょこちょこあった。

主に小林のところなんやけど、人を殺せそうなとんがり靴とか指しゃぶりとか、典型的っちゃ典型的な笑いなんだけど面白かった…

美波ちゃんは噂通りの振り切りっぷりで他の方も言ってたように君の膵臓を食べたいの時とはまるで別人。この子幅広いな~と思った。非モテ女子の演じっぷりはお見事でしたがやっぱりお顔面がお整っていらっしゃるのは間違いないね。

川栄ちゃんと矢本悠馬のコンビも素敵やった。カラオケのとこ面白かった。

この物語の(あたし的)肝、竹内涼真について。
最初に竹内涼真が登場した時、顔面のアップが映る。
キラキラキラ~~ってなって主人公は惚れ申すわけだが…

ん?…ん?
涼真くん?あれ??
え、何故だろう、全くトキめかん。

そこからセンセイになって現れる涼真。
そっけない態度をとり続ける涼真。

ん~~~~~?!

悲しい事実に気付く。
帝一の國で「めっちゃかっこいいこの男の子は誰よーー!?」ってテンション上がって以来、ビューネくんとかしゃべくりとかヒルナンデスとかでキュンキュンしまくってたけど…あれ、あたし竹内涼真もしかしてあんまタイプじゃないかも…とな!!!

いやいやいや、勿論キュンキュンした場面もあったで!!
「落としてみなよ」は言われたいし、ご褒美の頭ポンポンなんて禿げるまでやってほしいし!!!!

けど冷静に考えておかしなところも結構あったで!!
何歳の設定か知らんけどお前それはないわ~ってやつ!!!

まあ結果的に2.3回泣いてしまったんやけどな、少女漫画の実写化ってディスりながらも最終泣いてしまうわ毎回。

ただあたしからすると泣くためじゃなくて「涼真ァ♡涼真ァァ♡」ってなりたくて映画館に行ったわけで…
そういう意味では不完全燃焼で終わったわけで…

今回の役柄とかそういった事もあるかもしれないので他の役もまた見てみようとは思うけど…
とりあえず「竹内涼真の胸板に顔面こすりつけながら一生を終えたい」は前言撤回し、「オタギリジョーの髭に埋もれながら一生を終えたい」に変更しようと思います。

関係者の皆さまよろしくお願い致します。