お湯

センセイ君主のお湯のネタバレレビュー・内容・結末

センセイ君主(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

謎な時期にフリーパス作っちゃったので、とりあえず見たやつ記録しよう!
前に観た映画、30本くらいレビューためてるけど!

🎫1作目
もう終わってると思ってたら、一日1回だけ上映してた。友達のすすめで。


先生と生徒の恋愛ストーリーが、昔から苦手だったけど、今作はうまくまとめられていて面白い。


先生と生徒の恋愛ものは、
①先生が生徒に愛を伝えて、禁断の恋愛へ
②先生が退職し、やや禁断の恋愛へ
③卒業まで待って、公に出来る恋愛へ
の3パターンしかないような気がする。

先生は大人だから好きなのに、①②みたいに、自分の仕事に支障が出る選択をしてしまうのが、「先生って、中身子供じゃん」と思ってしまって、私はいつも冷める……
③も、気持ちを伝えた上で、待っていたら、禁断の恋愛たのしみたいだけでは?とおもってしまう。


そもそも、先生が生徒という子供相手に恋愛感情を抱くのが気持ち悪いし、理解できない。
自分の職を投げ打ってまで、好きになるほどの生徒(主人公)だと思えないことがほとんど。
ある意味、主人公にとっての自己中心的妄想展開なので、おもしろくない、のが普通。



ですが、今作は納得できるエンディングで、とても好き。
まずね、先生が「教師を辞める」という選択が、生徒のさまるんのためではなく、先生自身の夢のため、といううまい設定。
「好きに全力なさまるんを見て……」というノートの言葉の説得力がある。


気持ちを伝えずに、教師を辞め、夢を叶えてから、さまるんに気持ちを伝えに行くっていうのが、かっこいいー!
この先生らしさも出ていて、納得できるー!


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浜辺美波の振り切った演技は、最初はひいたけど、どんどん可愛く見えて、
卒業式の日の髪が短い感じは、キミスイのさくらちゃんだけど、やっぱり中身はさまるんで良かった。

合唱のシーンが泣けた。
ちゃんと歌おうとしてるのに、泣いちゃうっていう演技。
さまるんが一つ大人になる、という転換点で、しっかりとあの演技ができるのがすごい。

何よりも矢本優馬、川栄李奈、佐藤大樹の端役ぶりがすごく良くて、
新川優愛の無自覚に脅迫してる感じも好きだった。
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