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村田朋泰特集ー夢の記憶装置のncccoのレビュー・感想・評価

3.3
どんな人でも心の奥深くにしまってある、「あの」記憶。
時に痛く、けれど心の奥深くを暖めてくれるようなやわらかさ。素のままの自分を、しっとりと浸してくれるような安心感。
この映像を見ているだけでそんな気持ちが自分の中から掬い出されて溢れていく。「還ってきた」と思える。
一見つたないような人形アニメーションにそんな息吹を吹き込める監督は、きっと究極に不器用で、純粋な人なのでしょう。

「朱の路」の素晴らしさは言わずもがな、「天地」や「木ノ花ノ咲クヤ森」の静かな力強さに打たれた。

それにしても、これ見たときまさかのイメフォの地下のシアターで観てるのわたし一人だった、、^^; ちょっと怖かったよ!
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