群青

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋の群青のレビュー・感想・評価

3.3
ローマの休日?ノッティングヒルの恋人?
そんな感じの女性の方が立場が上の身分差ラブコメディ。


なんか批評的には全く新しいラブコメって書かれてるみたいだけど、特にそう思わなかったな。昔と違うのはその昔というのか白馬の王子様がやってきて、みたいな受動的な女性にイケメンが…ってパターンのことだし、女性の方が立場が上だったら最初に書いた作品もあるし他にもあるんじゃないかな?と。

明らかに違うのは下ネタとかドラッグ要素とかか。もうあからさまなくらいぶっ飛んでる笑 まあセス・ローゲンが主演だからか。
シャーリーズ・セロンは本人の美貌を完全に利用している。ほんと美しい。整った顔というのはこういうことを言うんだろうな…
しかしギャップで楽しませるキャラにもなっている。
特にキメキメの状態で他国のトップと交渉しなけれはならない場面は爆笑必須。しかもキメキメじゃないとできない方法で切り抜けるのもまたイイ笑
というかその頭に乗っかった紙吹雪を取れ笑


主人公のジャーナリストは反政府や社会的にそれダメだろう、というものを暴くいわゆる足を使ったジャーナリスト。当然正しくなさに対して人一倍強い正義感がある。
だからこその敵というか、これまた完全に某前大統領をパロったキャラで、気付かなかったけどアンディ・サーキスが演じている!笑
セクハラジジイにこのカップルは勝てるのか!?

正しくあろうとするセス・ローゲンと立場上正しくなさを飲み込んだ上で正しさを実現しようとするシャーリーズ・セロンの悩みが結構リアル。中でも主人公と友達の口喧嘩も下手したら絶交ものの会話なんだけどお互いを知っているからこそ理解して詫びて前に進むっていうのもよかった。


下品だけどしっかり楽しめるラブコメ。
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