ちろる

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋のちろるのレビュー・感想・評価

3.9
うだつの上がらないジャーナリストとアメリカ初女性大統領候補の美女の身分違いの恋物語。
この手のもので元祖は「ローマの休日」想像しちゃうかもだけど、違うの。全然そんなんじゃないの!
セス ローゲン演じる主人公のフレッドは、グレゴリー ペックとは比べるのに値しないほどうだつが上がらない男。
非モテ、無職、下品の三拍子揃ってるからそんな国トップの才色兼備のつり合う訳はない。
邦題には、僕と彼女のありえない恋とついてるのは全くそうだから納得。
才色兼備、性格も良し、天然なところもあってキュートなシャーロット役を演じたのがシャーリーズセロンでほんと良かった。
美女と野獣だけど、嫌味ないのよね。
はじめは完全に舵を切ってた超合金みたいな無敵な女性が、顔に似合わず恋に不器用で、臆病で、自分にはないものを持ってる真っ直ぐなフレッドに心が動かされていく過程がとても愛おしかった。
なんで恋に落ちるの?ってはじめは分からなかったけど、汚れて嘘で塗れた政治の世界いたからこそスーパー一般人で純粋なフレッドに動かされたんだよなーきっと。
政治と恋は混同しちゃいけないけど、これならまあアリ!
ラストまでほろっときて、笑わしてくれたエンタメ性高いラブコメでした。
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