このレビューはネタバレを含みます
個人的にアマゾンズは仁さんと悠、駆除班のメンバーも大好きだし美月は可愛いし作品としてとても好きな仮面ライダーなんです。
配信開始から見続けてシーズン2のラストでは号泣するほど楽しませてもらったので、いつもの東映作品という事もありつつもそれなりにハードルは上げすぎずに劇場に行きました。
ただかなり気になるところも多かったというか、完結編として腑に落ちないのが正直な感想…。
まず序盤のシーン、悠と美月の池ぽちゃで「あっ…」となっちゃって。
流石の4Cでもあれで見失いますかね。
あとは仁さんが囚われていた礼拝堂。
仮にも仮面ライダーである男がそれなりの期間あんな鎖だけで幽閉されてたのが信じられない。
仁さんが「頑丈な鎖で良かったな」って言ってたけど、鎖だよ?
しかも最初は全然抵抗してないから昏睡状態なのかな?と思ったら結構元気だし、ベルトしてるし。
シーズン2の後に何故あんな事になってしまったのかがすごい気になる。
局長aka Dr.マーキーのラストも「ここでギャグ挟んじゃうのか…」とテンションちょっと下がっちゃいました。(笑ったけど)
仁さんの最期も七羽さんも出てきて良さげに終わってますが、あんなに信念として掲げてきた「自分が生んでしまったアマゾンを全て狩る」という目的を果たせていないという…。
ちゃっかり美月と一緒に暮らし始めたアマゾン達を見て「そんなに生き残ってたの!?」と驚いてしまいました。
ネオアルファも結構殺してたと思うんだけどな…。
そして1番気に入らないのは、諸悪の根源である会長や水澤ママが結局最後までなんら罰せられる事なく終わった事。
あの二人は今回くっちゃべって、ママはドライブしただけですよね。
とはいえ良かったところもいっぱいあって、俳優陣の演技が最高。
みんなもう役が染みついてるし、僕らも思い入れ込みで見られるのはシリーズ物の利点ですね。
あとモブキャラのキャスティングが絶妙。アマゾンレストラン?の解体する人の気味悪さとか、客の政治家や老人ゲイカップルの生理的な嫌悪感(褒めてます)といい、ニチアサには絶対に出られない人達を出してたのは評価したい。
「アマゾン牧場」というパワーワードとアイデアは面白いんだけど、それならシグマプロジェクトをしっかり描いて欲しかったかも。
アマゾンズお馴染みのグロ描写も容赦なくて、アルファVSネオアルファ戦はもっと仁さんの積年の恨みを晴らすかのようにめちゃくちゃやって欲しかったくらいで、やっぱりアマゾンアルファはかっこいい。
ダラダラと駄文を並べてしまったが結局何が言いたいかというと、アマゾンアルファとオメガのフィギュアーツをすぐに再版して欲しいという事です。