このレビューはネタバレを含みます
2D レイトショーで鑑賞
▪️まとめ
可もなく不可もなくといったところ。
特に鑑賞者の想像に任せる部分が多かったのが気になった。作者の怠慢では?
正直、期待が大き過ぎたのは否めないが。
▪️良かった点
・アマゾン畜産施設の設定が面白かった
・新キャラの個性が強く出ているとともに、行動原理があってシンプルにカッコいい
・悠と仁は勿論、畜産されるアマゾンの子
の演技も良かった。
▪️悪かった点
・唐突に出てきた悠のアマゾンズドライバー。
なぜ持っていたのか?
1シーズン空けて登場するなら溜めは必要では?
・νオメガよりオメガの方が強いのか?
戦闘を見るに
νオメガ < ネオアルファ < アルファ ≒ オメガ
悠がアマゾンを捕食したから強くなった
のだろうが明確な描写がない。
・牧場と食堂と避難所が近すぎでは?
駆除班が4Cを振り切った割に
近所だし、間に合わないと
言われて悠が走って行ける食堂との距離感
・水澤令華が突然車を出した行動原理、
鷹山の遺体をみての発言心理、
悠が無事だとなぜ分かったのか?
・仮にもアマゾンである鷹山仁の遺体が
溶けなかったのは何故なのか?
ゴロゴロ斜面を転がる描写いります?
てか遺体回収しなくていいの?
・諸悪の根源である野座間製薬メンツが
成敗されてないけどこれでいいのか?
・自分の子ですらアマゾンを全て殺す覚悟を
5年も持ち続けた鷹山が、目的を達成
出来ないにもかかわらず死に際満足そうに
「ただいま」と呟ける心理
▪️演出として悪かった点
・悠と仁の生身の戦いが、ただ揉み合って
いるだけにしか見えない。1Sでの仁の
繊細な戦闘スタイルが観たかった
・アマゾン料理がステーキ系なのに、
なんで解体現場では大鍋かき混ぜてる
だけなのか?
牧場というなら、残酷な屠殺場として
見せるべきでは?
・食料危機ならばそれらしい深刻なシーン
が必要だし、なぜアマゾンを食う人間が
腐った富裕層を連想させるキャラ作り
にしたのか?
どうしても畜産しなければいけない
真理を突きつけるなら描写が雑
・これまでの主題歌が使われない。
これまでの総決算なら、物語の抑揚に
合わせて主題歌を流すべきだったのでは?
・ラストの橘のギャグは必要だったのか?
この人Dr.真木じゃないよ?
以上が1度目の鑑賞で気になった点である。
パンフレットを読んだが、どれも解消されなかった。
2度目を観れば解消されるかもしれないが...
ただそこまでしないと理解できない映像づくりとは如何なものだろうか?
「アマゾンズ」というタイトルがなければフォローできないなと思う自分が悔しい。
所詮は邦画、ニチアサ、特撮かーと思いたくはなかった。
BD発売時はディレクターズカットとして補完されていることを切に願うばかりです。