ケイスケ

仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判のケイスケのレビュー・感想・評価

3.2
「最終回は劇場版で!」はディケイドで懲りたんじゃないのか(困惑)。まあディケイドの最終回は映画ありきのラストだったのに対して、アマゾンズはシーズン2でとりあえず完結してますしね。

アマゾンズはシーズン1と2共に面白かった。特にシーズン2は主人公の千翼がとにかく可哀想で…。近年こんなにも不幸すぎる主人公っていた?主人公を徹底的に追い込む小林靖子脚本の真骨頂でした。

そんな靖子にゃんに変わり本作は仮面ライダーエグゼイドの高橋悠也さん脚本。高橋さんの手腕はエグゼイドやLUPIN THE IIIRDを見れば分かるんですが…今回は話があんまり面白くなかったです。

とりあえず会話やシーンのテンポが異常に悪い。60分で終わる内容を無理くり100分に引き伸ばした感じ。加えて舞台が限定的なため画的な変化にも乏しく、正直中盤はかなり退屈でした。

悠と仁さん、一線を超えてしまった2人の対決はとても良かったです。なんかピクニックするような原っぱみたいな場所で戦ってるのが気にならなくもなかったけど。ラストシーンも好き。

一番の不満は元凶であるクズ共に審判が下らなかったこと。ネタバレなので誰かは言いませんが、脚を撃たれた人のあの演技…あれ何???役者さんのアドリブか監督の演出か知りませんが非常に辟易した。なぜ最後の最後に意味不明なギャグ演出を入れてきたのか理解に苦しみます。

それでもアマゾンズが完結したのはとても寂しいし、配信限定で構いませんのでまたハードな仮面ライダーをやってくれる事を期待しています。次は是非2クールくらいで井上脚本ライダーが見たいですね。