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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en filmのtoshiのレビュー・感想・評価

4.2
今年もやってまいりました。戦隊&ライダーの夏の劇場版。今回両作品のポイントは「合体」です。双方で同じポイントというか見せ場を作る手法は中々良かったです。尺がTV放送と同様のスーパー戦隊は毎回勢いがあり、その後ライダーでちょっとシリアスな感じに移行されるのですが、「合体」というポイントに一体感を感じた戦隊&ライダーの劇場版でした。

最近は芸人さんを劇場版に多用しておりますが、今回もココリコ田中さんが登場。因みにライダーは藤井隆さんがご出演です。前回キュウレンジャーではロンブー田村亮さんがご出演されておりましたが、ちょっと演技に違和感を感じました。が、流石はココリコ田中さん。安定した演技で劇場版のみのご出演でも違和感を感じませんでした。

スーパー戦隊は毎回アクションが素晴らしいです。ロープは使いますがCG演出が殆どありません。中でもルパンブルーのスーツアクター竹内さんは相変わらずで50歳に近い年齢でもそのアクションに衰えを感じません。スーパー戦隊に至ってはここ数年で若手のスーツアクターさんにほぼ変わり新たな時代を迎えておりますが、これからも竹内さんにはヒーロー側のスーツアクターとして頑張ってほしいです。

前作宇宙戦隊キュウレンジャーもこれまでの戦隊にあった初回登場5人や3人とは異なり9人といった異色なスーパー戦隊でした。が今作ルパパトはVS体制での内容となり更に異色感が増しております。

怪盗と警察がぶつかり合いながらも、ギャングラーをバタバタと倒していくアクションはTV版も今作も圧巻です。
そして今作で言えば、そのアクションに合わせて流れるTV版OP曲ルパンレンジャーVSパトレンジャーも胸熱必至の名曲です。
またルパパトはスーパー戦隊シリーズでは珍しくTV版にはED曲がありません。今作ではED曲あるのか気になったのですが・・・。結果は書きません。ただその終わり方、ルパパトらしくて私は嫌いではありません。

毎回たった30分間の短尺なスーパー戦隊シリーズ夏の陣。お子様達はその上映時間もあってか飽きもなくてスクリーンに釘づけとなります。
私はといえば、冷めた感じで一人オッサンが何となく観ている様な感じに見えるかもしれませんが、心の中ではお子様達に負けないくらいヒーローたちを応援して鑑賞しております。
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