良すぎでは
気持ちと人間関係と感触が重なり屈折していくのが切なくて美しくて面白かった。
ベルリンの同性の恋人(ケーキ職人)トーマスが、亡くなったイスラエルの旦那の元へ、妻が営業しているカフェで働き、旦那がドイツ土産にしていたクッキーや息子への誕生日ケーキ(黒い森)を提供する。妻はトーマスに惹かれていく。
観る前はドイツ菓子よりフランス菓子が好きなんだが、と思っていたけど、ドイツとイスラエルとの隔りがあるのは知らなかったし、トーマスの作る生地やお菓子が愛おしかった。ラストも余韻が良いし、三者三様目線が異なるようで少し重なるところが素敵だ。
